はれとけ日誌

ぜんごしょの東京暮らし

2017鞄工房山本のランドセルの売切れ

続々編です。完売状況をフォローしました。何となくリサーチ心にひっかかり…。

2016.06.28 10:16現在の状況です。

コードバンも完売が出ました。
アーシックという人工皮革製とコードバンの珍しい染め製品(17万円オーバー)、大きな花柄モチーフが2つ付いている製品が残っています。

近年はGWに工房巡りをする人も多くなりつつあるようですね。お盆だ正月だと言っていた呑気な時代とは違うようです。郷里の盆は8月ですから、確実に間に合わないですね。

就活の解禁時期みたいなものがランドセル業界にもできるのでしょうか。なんだかそれもなあと思いますが。

公立小学校の就学時健診は10月中旬以降、説明会に至っては2月とのことですから、長子や一人っ子の親は学校の様子が分からないままに、半年も早くランドセル選びをしてるわけですね。私立ならば5月には説明会があるので情報も多いでしょう。制服と同様に指定があったり、早く動きやすい事情もあることと思います。

だからと言って、工房系のランドセルは私立の子供のもの?というのも腑に落ちないですね。いくつかの工房の情報発信を拝見しましたが、そういう考えと感じられるところは少なかったと思います。むしろ、より多くの子供に素敵なランドセルを届けたいと願っているように感じました。
まあ、商売なので…ブランディングや戦略はあって然るべきですけれども。

工房系なので、そもそも大衆化とベクトルが合わないと考えるべきなのか。それにしても、購入者を選ぶという売り手市場と競争の過熱は、生産者のポリシーに反するのではないかと心配しています。
もうしばらくすれば均衡点が現れるのかもしれませんね。