顎裂 骨移植後の臭い
タロー(5)の骨移植手術後、口の中から強いくさい臭いが。対策に四苦八苦です。
3か月は上顎に透明なプレートを嵌めて術瘡を保護します。
プレートは食事と睡眠のとき。使ったら外して洗い、たまに消毒します。
消毒は入れ歯洗浄と同じです。ぬるま湯に洗浄剤の粉を溶き、30分ほど漬けておきます。
タローの口は、術後数日から独特の臭いがしました。熱が下がり、起き上がってうがい薬でうがいができるようになり、少し落ち着きましたが、退院しても臭いは続きました。
本人が一番気になるらしく、くさい…と思い出したように言うことも。
どうやら、溶けて吸収されるタイプの縫合糸が、臭いの元の一つのようでした。細菌がつきやすいのですね。
できることは、口腔内を清潔に保つこと。飲食後はうがいをまめにし、縫合部に障らないよう歯磨き。
歯磨きの時によく見ると、やはり縫合部に食べかすやプラークが溜まっています。
こまめな洗浄で、多少は臭いが緩和されました。
移植した海綿骨が定着せず、腐骨化すると、やはりきつい悪臭がするそうです。
発生事例や処置例について、ネットでもいくつかの資料文献をあたることができます。
結局は、清潔を保つよう、うがいを励行するしかないようです。
腐骨化したり、吸収されて定着しなければ、同じ顎裂部に骨移植をもう一度することになります。
なんとか定着してほしいと願いつつ、イソジンを準備する日々が続きます。