はれとけ日誌

ぜんごしょの東京暮らし

カリモクとイトーキと無印良品とを勝手に比べる

学習机を決めかねています。

家具屋さん代表、カリモク

皇室御用達の浜本工芸と迷うところですが、ここはカリモクを持ってきました。

浜本工芸の学習机は、いかにも学習机としてのデザイン。角は丸く、大きく、材の厚みを感じるやや重みのある形状です。

カリモクの学習机は、比較するとシャープで現代的です。組み合わせのワゴンや書棚も直線的で、義務教育期を過ぎた後に、ワンルームやリビング、ダイニングでも使える雰囲気を持たせています。

もちろん他に、工房系の腕の良い家具屋さんは無数にありますが、ここは大手に代表となってもらいました。流通からして、一定の品質の製品が手に入れやすいからです。

家具屋さん品質で、お値段は高いですが、他の家具、例えばテーブル、キャビネット、ベッドやテレビボードなどとトータルで誂えていける点が強み。学習するための机という「道具」に留まらず、カリモクの家具という「資産」を装備するぞという気合いが入ります。



事務什器屋さん代表、イトーキ

皆様のオフィスでお世話になっています、イトーキ。
これまた、オカモト、ヒカリサンデスクと迷いました。
しかしながら、学習机というニッチな分野を耕してきたメーカーと言えばイトーキでしょう。
ちょっと素直に好きになれないのは、「就学したら学習机というガラパゴスな消費文化をよくも作ってくれたな」と憎たらしい気持ちになるからです。ああ、乗せられている!

膨大なユーザーデータに基づく隙のない機能性は、さすが学習机マーケットの開拓者。日本の庶民の住宅事情を痛いほど分析し尽くしています。コンパクトに必要な収納を確保し、さらに親が子供に教えるべき整理整頓の精神性まで反映した引き出し、本棚、シェルフの完成度は、さすがとしか言いようがありません。

マリオやキキララのキャラ罠から一転、今時の大人が納得のシンプルデザインも抑えています。文句が言えない出来。



大人が大好き、無印良品

現代日本に生活する上で、デザインを少しでも気にする人なら、必ず通ってきた無印良品という道。いざ我が子の学習環境を考える段になって、無印で(または無印が)良いんじゃない?と思う瞬間があるはず。

無印良品のデスクやシェルフは、何と言っても展開が魅力。お値段は安くないし、仕上げや造作の完成度は、家具屋さんには及ばないかなと思われます。(例えば木製家具の仕上げにF☆☆☆を使ってたりするので)

大人が自己責任で使うものかなあ、という印象から抜け出せないのですが、工作用品やら子供服やらで、子供用に選択することへの敷居も低まっています。

シェルフやスタッキンググッズに始まり、文房具、収納用品へと繋がる道が図太いのが特徴。デザイン音痴でも、とりあえず全て無印良品で調達しとけば間違いないという安心感に頼りたい気持ち。



要は価値観の持ち方なんですよね。
まだ迷いが晴れません!