子供に刺激の少ないTV番組
夏休みになり、家で過ごす時間に普段見ないTVを観ることが増えますね。
ディフィカルトなベビーさんだったタローの反応から、子供に良い意味で刺激の少ない、安心して見せられる番組を、我が家なりにラインナップしてみました。
quintetto
NHKで放映されていたパペットと音楽家アキラさんの音楽番組。
残念ながら最終回を迎えましたが、HDD録画でよく見返します。
パペットものは視覚効果が少なく、光の刺激に過敏なタローに比較的安心してみせられる番組です。しかし教育番組は「おかあさんといっしょ」レベルでも、背景の照明やアニメーションが眩しく、タローは興奮してしまいました。
他に、意外とだめなだったものとしては、「にほんごであそぼ」「みんなのうた」です。コントラストがはっきりして場面転換の多い前者、短い時間でアニメーションが目まぐるしく変化する後者と、タローには刺激が強すぎました。
0655 2355
短いのが良かった。
タローのアニメーションデビューはこれと言っても過言ではないでしょう。夏の「かぶとむし」だけを見せました。画面は眩しいのですが、色数が少なく動きが単調なのが奏功したように思います。
ひつじのショーン
一話が短く、大体は2,3話が1回にまとまっています。合わせて20分。1話だけとか、1回分とかを交渉材料にできる所がメリット。
有意な言葉がないため、ボディランゲージで話の流れを汲み取る訓練にはなっている気がします。
ただ、最近は無意味な音節を真似るので、タローにとって言葉の教育上は悪影響が大きくなっており、悩ましいところ。
きかんしゃトーマス
ショーン↑の前に見ていました。
トーマスや仲間たちの成長譚で、教育的な要素がはっきりしています。昔の実写アニメと、リメイク版のアニメーションがあります。話のバリエーションはそれほど多くなく、世界観がこじんまりとまとまっていて、タローも把握しやすかったようです。
激しい映像効果はめったにないのですが、タローには一話が長いと感じました。もういっこみせて、という要求へ応え辛く、集中して休みなく見る時間が長いので、タローにとってはやや負担が大きく、一話が短いショーンへとスライド。
ピタゴラスイッチ
15分です。
ピタゴラ装置はともかく、アニメーションは色使いが眩しい。取材シーンは物によって画面の展開が目まぐるしかったり、スピードを変化させていたりするので、タローは混乱して苛つくことがありました。
実写のアニメーションは、現実の法則も理解していないタローには刺激が強すぎたようです。マッチ棒は生き物になる!と恐怖で夜泣き叫んだことも。
内容が高度なので、音楽以外に楽しめるようになったのは4歳頃だと思います。音楽も独特ですよね。アルゴリズム体操の他は、聴き馴染んで5歳になった今やっと楽しめるようになりました。
3,4歳〜で人気。その秘密の理由?「ビー玉積み木転がし」 スカリーノ ピタゴラス... |
Cuboro キュボロ (クボロ) スタンダード 54キューブ 0111(111... |
佐藤雅彦さんの絵本、「もぐらバス」は筍の季節におすすめ!
もぐらバス [ 佐藤雅彦 ] |
ピタゴラスイッチ うたのCD [ (キッズ) ] |
BBC earthなど
生き物が出てくる実写ならと思い、たまに見てみましたが、動きがダイナミックだったり極度に拡大されていたりと、思ったよりも刺激が多かったです。内容も複雑で、案内役の専門家の服装などに気を取られる様子もありました。
スポーツ
アイススケートは良いようです。シーンによっては照明効果に気をつける必要があります。
ルール説明が必要なので、大人がそれに耐えられるかどうかです。
スキージャンプ、スノーボードなどは分かりやすいようで、見続けます。カーレースは何でもOK。陸上やトラック競技は意味を掴むのが難しいようでした。
スピードの速い競技は背景が流れるので、やや刺激が多いようです。眩しそうだったり、見終わった後に疲れた様子のことがあります。
相撲は間違いないです。2〜3歳の頃が最もうけが良かったように思います。お相撲ごっこに付き合わされるほか、なんでも塩に見立ててばら撒きたがるのと、ご褒美(懸賞金)をもらうシーンをやりたがるのが大変でした。あと無駄に脱ぎたがります。
バレエ、ダンス
クラシックがおすすめできます。
画面は暗めで場面がはっきりしており、ストーリーを予習しておくと楽しめます。タローはくるみ割り人形が、ジローは白鳥の湖が好きだと言って、集中して見ていました。
暗い舞台の照明は注意が必要ですが、アニメーションに比べると落ち着いて見ていられると思います。
無駄に回転したがるのと、ジローはスカートをはきたがります。裾が広がるのをしたくなるようです。
お祭り、踊り、郷土行事
好みます。ソーラン節や盆踊りは踊ります。
時間が短いものが良いです。鬼や怖い話は一人でトイレに行けなくなり、夜泣きの元になるようです。ナマハゲを見た冬は色々大変でした。
歌舞伎、能、日本舞踊
大丈夫です。質問が多いですが、集中して見ます。楽器が出てくると喜びます。
警察、消防、救難、軍事活動
食いつきます。
あまりに過集中するため、タローに見せるのは出初式だけに制限しています。大声で火事だとか、緊急出動と叫ぶので、ご近所に不安を与えている気がします。
いかがしょうか。
DVDでしまじろうや習い事の教材、ディズニー映画を見ることもあります。DVD付きの図鑑もよくできていますね。博物館の子供向け音声ガイダンスと似ているらしく、外でのそういった体験の素地形成になるように感じます。初めての環境に弱いタローには、役立った気がします。
DVDの場合、全編はとにかく時間が長いですね。視覚効果、音楽も刺激的で繰り返し見せるには本人のストレスが大きいです。一部だけに限って見るなどの工夫をしています。
教育番組もアニメーションが眩しいすぎるんですよね。タローとしては、昔の「のっぽさん」とか、「発見ぼくのまち」くらいがつぼなんじゃないかと思う今日この頃です。