はれとけ日誌

ぜんごしょの東京暮らし

口唇裂口蓋裂顎裂 ⑧ よだれ対策

裂があるとヨダレが多いです。唾液の分泌が多いのはありがたいことですよね。と前向きに、よだれ対策を紹介します。
おすすめは Mum 2 Mum のワンダービブです。

唇、顎、口蓋に隙間があるので、タローはとにかくよだれが流れました。食事の時は鼻から飲み物が流れ、何もなくとも絶え間なくよだれが流れている。
当然服が濡れるので、よだれかけが必須です。

普段、人の唾液の量は意識されませんが、大量の水分です。普通のよだれかけではすぐに服までびしょ濡れです。濡れたよだれかけをしていると、顎が冷えるし、酵素で肌は荒れるし、毎日何十枚もスタイを変えていました。

普通のスタイ

普通のスタイなら2〜3枚を重ね付け。濡れた1枚目を外し、新しい一枚を衣類との間に差し込むと、衣類への染み込みを防いで良い感じです。
とにかく大量に変えました。最盛期はピンチハンガー2台分のスタイを毎日、付け替えては洗濯し畳むのが日課でした。
可愛いガーゼのスタイなど役に立ちませんでした。ビニル素材のプリントが多いスタイも、吸い込みが悪いので役に立ちません。

タオル

普通のスタイの薄さに耐え切れず、フェイスタオルを首に巻いたりもしました。
水分をよく吸い込んで肌当たりも良いのですが、その分、簡単に水分が染み込んで服へ到達する。「タオル巻いてます!」という見た目は如何ともし難い。

ワンダービブに辿り着く


きっかけは忘れてしまいましたが、入院した時に同室の子がしていたのを見て購入したような覚えがあります。
最初は、1枚千円は高いな〜という印象でした。(今はもう少し高いようです…。)30枚買い換えたら3万円ですよ、よだれかけに。
躊躇しつつまずは2枚を試したところ、吸水性、保水性に目からウロコ。しかも最下層は水のしみ難い素材で、重たくなるまでよだれを吸っても服は濡らさない。かなり濡れても肌当たりの状態は良好にキープしてくれる所も良かったです。
何より、スタイを取り替える回数が激減。汚れたスタイ3枚を捨て、1枚購入するという感じで買い足し続けました。カラーバリエーションが豊富でピンクやオレンジ等のキッチュな色も楽しみました。
形は四角くて大きいのと、三角のバンダナタイプがありました。アグレッシブに「着る」タイプもあるようですが、タローはそこまでではなかったので試さず。
途中でマイナーチェンジしたらしく、留め具が金属から樹脂に変わり、肌あたりが優しくなりました。金属ボタンは当たると冷たいんですよね。タローによく怒られました。

私が購入したのはこちらのお店です。

あちこち探しましたが、あまり値引きはされないです。なので、百貨店で購入しギフトに利用したりもしています。

自然派素材のしくはっく

オーガニックコットン製品は、意外と肌触りのかたいものもあります。そして、カビがつきやすいのです。
これはオーガニックゆえと思います。よだれと食べこぼしが多く、常に富栄養状態のタローのスタイ。カビが繁殖するのは避けられない。使用上、がっつりハイターとかに漬けてオーガニックの価値はあるのか?ともんもんとしました。まめに煮沸消毒して日光に干す、とできればいいのですが…。
タローの食べこぼしとカビの勢力に完敗し、洗濯係としては、カビを肌に触れさせるよりは塩素消毒止む無し、化繊OKと割切り、オーガニック縛りは早々に放棄しました。

自然派でいくならば、煮沸し、天日干しすれば、高音と乾燥と紫外線で滅菌できます。重曹かアルカリ洗剤を使ってクエン酸でリンスもすれば完璧なのかな。
母乳や食事は脂肪分も多く、落ちにくいです。洗濯しても濡れた状態で生臭いにおいがするときは、汚れが残り雑菌が繁殖していますよ〜。


よだれ、鼻漏れについては別にもう少し書いておきたいです。タローはすでに、いつまで続くかと思った、よだれも鼻漏れも卒業しています。