若い同僚が亡くなったときの対応
ご無沙汰していました。気がつけば2017年。
師走に突然聞こえてきた報せが、同僚の訃報でした。
現職で一緒に働いている方が亡くなったのは、実は初めての経験ではないのですが、自分より若い方が…というのは衝撃が大きかったです。
今回できたこと、できなかったことありましたが、こう対応できたらよかったと思うことを、書き留めておくことにします。
突然の訃報
その方は休職して自宅療養中でした。
家族の方から職場へ第一報が入ります。
現職であれば、直属の上司は何をおいても駆けつけるのが、誠意ある対応かと感じました。
現職の場合、職場への回章や弔問の対応は、職場の人間がいなければ、家族では分かりかねます。
そんなに来ないだろう…と家族が思っていても、現職で亡くなるということは、お別れに伺ういわば義理を感じている関係者が多いものです。
担当している仕事や関係部署のリストを書き出し、訃報を報せる範囲を決めて対応します。弔問客の見込みをたて、喪主側に伝える必要も。会場の規模、香典返しの用意、受付の人数などに影響します。
窓口になるのは、故人の直属の上司やリーダー的な同僚で、一本化すると混乱しません。
権限のある上司に、職場からの香典や献花の慣例を確認し、喪主側からの質問にすぐ答えられると、遺族の負担を減らすことができるでしょう。
通夜、葬式、告別式
通夜と葬儀の両方に参列すると丁寧です。誰が行くか職場で相談して決めて、上司が指示します。勤務時間内にするか、休暇をとって対応するかは、職場の慣例によると思います。
通夜へは、同じシマで働いている同僚の代表、直属の上司などが行き、葬儀には役付きの上司や長のつく者も参列するなど。
葬儀後に報せが入った場合
状況によっては、家族だけで葬儀を済ませてから、職場へ連絡が入ることもあります。
その場合、様々な状況が考えられます。
- 信仰や慣習による理由から
- 死因を他言したくない
- 職場への遺族感情がよくない
- 遺体の状況や地理的・物理的な問題
- 故人への遺族感情がよくない
- 故人の希望
このような理由から、遺族が身内だけで葬儀を行う、あるいは葬儀を行わない選択をすることもあります。
およそ職場への第一報は遺族からの電話です。ごく親しければ、メールや携帯電話へ連絡が入ることもあるかもしれません。
訃報を受け取ったとき、一般的には、亡くなった日時や場所、死因、葬儀の予定、連絡先(喪主)などを伺います。
実際は、経緯を知らない者では対応は困難です。
さっさと責任者へ話を繋ぐこと。自分が親しく、立場的にも遺族と職場の間に立って取り仕切るのが適当と思われるなら、しっかりと上下へ話を通して行きましょう。
香典、供花、電報、弔辞
職場としてどうするかは、総務部署に確認を。
きちんとしている職場なら、予算や何をするか規定があるものです。
定めがなく、かつ故人との関係が同僚として良好なものであったなら、どの程度のことをするものでしょうか。
香典、弔問を断られたら
葬儀が済んでから報せを受けたり、香典や弔問を断られることもあります。
葬儀への参列は断られていないとき
香典を辞退された場合、職場としては供花や花輪をおくることがあるようです。
また、直接参列するとしても、職場名で弔電は届けたいものです。遺族のもとに残りますし、葬儀で紹介される弔電がないのは寂しいでしょう。
参列が断られていないのなら、仕事関係者の参列が見込まれます。受付へも人を充てる必要があります。
遠隔地であれば不要かもしれません。職場から何人行くことにするのか、その加減で、仕事関係の参列者が遺族だけで捌ける人数かどうか判断できます。
葬儀の参列も香典も断られたとき
お悔やみを伝えるすべがありませんね。
今回はこのパターンでした。
これは職場と故人の間に何かあったかと勘ぐったものですが、どうもそういうわけではなさそうです。
亡くなったのが、職場からは離れた実家のある土地だったことと、やはり亡くなった状況が大きな要因だったもよう。
そんな時には、四十九日に供花をおくるという形で弔意を伝える方法があります。
手書きの弔文と氏名、住所(職場からであれば、所属名、肩書き)を添えます。
花はネットか花キューピット的なもので注文すれば良い。1万円前後が相場。葬儀向けのメニューを設定している、こなれた店舗を選ぶこと。
地域により文化が異なる場合があるので、地元の花屋の扱いを確認すると安心。
なんだかすごく消耗しました。