はれとけ日誌

ぜんごしょの東京暮らし

サイゼリヤで最後の晩餐を観賞する

タロー(5)と昼食を食べていると、「おかあさん、あの壁の絵はなに?」

ギルランダイオの最後の晩餐でした。


ギルランダイオはボッティチェリの初期のお師匠さんでもあるフィレンツェの画家だそうです。
母はとっさに「最後の晩餐だよ」くらいしか教えられず、スマホで付け焼き刃して質問に答えました。


タローは以前、メディチ家の至宝展にも行ったことがあるので、その時に見た絵のことも思い出したようです。

すごいなあ、こういうふうに楽しめるのは幸せだなあと感じました。


あの人はどうして真ん中の人に寄りかかってるの?

あの人はなんだかワルそう。
(ユダのことでした。)

字が書いてないのはどうして?イタリアの絵だから、イタリア語で書いてあるんでしょ。

お空に鳥が飛んでるし、お花も咲いてる。

テーブルの上に、パンとワインがあるよ。どうして他のごちそうはないの?
(ワインだとよく分かったね!)



2人がキスをしているブグローのギリシャ神話の絵を見て、


僕は左がわがいい。右側は(保育園で人気の)なっちゃんね。ウフ。


とにやにや笑ったり。ラファエロの天使の絵より、ブグローの方が好きだなー、女の子が可愛いんだもん。と言ったり。



帰り道、駅のポスターを見て「ゴッホ展に行きたいなあ。あと鉄道博物館もね。」と言っていました。


彼にはボーダーがないようです。