はれとけ日誌

ぜんごしょの東京暮らし

保育園の送迎にシエンタの理由 後編

路地乗り、ローコスト縛り

自家用車は所有、軽自動車からの脱却が決まったところです。

考えるポイントは3つ。

  • 保育園へ送迎するとき
  • 病院、スーパーへ行くとき
  • 行事のとき

保育園への送迎は、毎日のことです。子供が乗降しやすく、駐車場や場合によっては路肩に停車しやすいこと。

病院、スーパーは路地の奥にあり、駐車場が狭い。ムラーノでは行くのにも一苦労で、手伝いに来てくれる祖父母はとても運転できませんでした。マーチなら気軽に送迎を請け負ってくれたので、なるべくマーチランクの大きさが希望です。

行事は、2つのパターンが考えられます。

  • 家族で高速道路を通るような遠出をすること。具体的には、盆や正月に田舎へ帰省するときなど。
  • 子供の行事に来てくれた祖父母を乗せて、一緒に近場で移動すること。具体的には、七五三でお宮参りするときなど。


この条件上は、大型車で車内が広く、乗車定員が多いに越したことはありません。


しかし、物理的に車庫に入り、路地を通れるという制限があります。

ここで、5ナンバーで乗車定員6人以上のコンパクトミニバンに候補を絞りました。

条件の整理

  • チャイルドシート3台+大人2名が日常的に乗られる。
  • 必要に迫られたら、子供2名+大人4名が乗られる。
  • 車幅・全長・最小回転半径がなるべく小さい。
  • 少なくとも後部座席はスライドドア。


2WDか4WDかはこだわりませんでした。雪山も毎年行きますが、子連れで選択する一般的なスキー場は高速道路からゲレンデまで整備されていて、2駆で行けない場所はまずありません。あれば無理して行かないことです。

メーカーもこだわりなし。というよりも、これまでは日産車で来ましたが、日産には7人乗り5ナンバー車がありませんでした。キューブキュービックが唯一の候補ですが、2008年に製造終了しています。2016年か2017年にフルモデルチェンジで7人乗り3列シートが出るとの噂もありましたが、サブローが生まれるのでリリースを待つ選択肢はありませんでした。

排気量は1.2〜1.5Lが良いところかなと感じていました。
モコ(軽自動車)が1未満だったので、非力には慣れていました。車体と積載が大きくなる分、排気量が少し増えれば、体感としての非力さは同じくらいになり、気にならないだろうと考えたのです。
実際に乗ってみて半年が経ちますが、その点は想像していた通りでした。
ムラーノに乗り慣れた夫は、特に高速道路でのパワー不足感が疲れる…と言いますが、半年に一度の帰省くらいなら我慢できる範疇との感想でした。


コンパクトミニバンという括り

以上の選定経緯から、候補を絞ると、コンパクトミニバンというニッチな分類にたどり着くことに。それがこちら。

  • ソリオ (スズキ)

サイズ 710×1,620×1,765
2列シート 定員 5
排気量 1.3L

サイズ 4120×1695×1680mm
3列シート 定員 7(6)
排気量 1.5L

  • フリード (ホンダ)

サイズ 4215×1695×1745mm
3列シート 定員 7
排気量 1.5L

サイズ 3920×1670×1650mm
3列シート 定員 7
排気量 1.4L


ここで、7人乗りできないソリオと、製造終了しているキューブを除外しました。いいなぁと思うものの、どうしようもないので外さざるを得なかったというところです。

シエンタorフリード


ここまで来ると、後は好みですね。
参考までに、シエンタに決めた理由です。


シエンタはちょうど、フルモデルチェンジをしたタイミングでした。

新型は外観、見た目がポップになりました。いろいろな評価媒体で言及されていましたが、子育てや介護といった「きまじめっぽさTPO」が要求されるユーザーには、旧型の朴訥とした様相が良かったと思います。

全体の大きさはサイズアップしました。室内が広くなって居住性が良くなったのですが、我々が求めているのは「とりあえず7人乗れる軽自動車」なので、ちょっと残念な変化。
3列目シートを格納したとき、フラットと言いつつ隙間が多いのも残念。子供のおもちゃが入り込みそう。

新型に魅力を感じた点は、安全・走行性能が向上したところと、乗降りの使い勝手(床が低くなったところ、両側電動スライドドアで、開口幅が広くなったところ)です。
この安全性能の向上は大きく、最後まで新型か、旧型かで迷った点でした。

シエンタ 旧型を選ぶ

結局、物理的な理由で旧型を選択。車庫に子乗せママチャリと並べて置くために、数センチの余裕もなかったためです。新型にすると、車の出し入れの度に重い子乗せ自転車を一度出し、またしまわなければなりません。または、子乗せ自転車を雨晒しにするか…いやいや、安いし旧型にしよう。

かくして、旧型シエンタをターゲットにすることとなりました。

フリードを消去した理由

これといった決定打はありませんでした。あえて言えば、ほぼ全ての条件で、わずかですが、シエンタが優勢だったから。

特に妻が気に入らなかったのが、3列目の収納。フリードは吊り上げるので、重いし邪魔だなと。

モコに乗っていたので、四角い箱型、フラットな荷室だと、狭くても満足感が高いことを実感として持っていました。

モコの荷室には、我が家で使っているベビーカーを折り畳んで載せることができました。それはぎりぎりで、余分な凸凹がない車内なので可能だったのです。また、後部座席を倒してフラットにすると、単身引っ越しくらいの荷物が積めるところが好きでした。衣装ケースを並べて置けたんですよね。その使い勝手は、ぜひ交代後の車でも確保したいと考えていました。
そのイメージに近かったのが、旧型シエンタの形態だったのです。


そして、あえて旧型のシエンタがいいなと思ったとき、フリードは近々フルモデルチェンジが予測される7年ごしのモデルで、新型が出て旧型の値下がりが見込まれるシエンタより割高感がありました。


同じ条件で見積りをお願いし、販売店をいくつか回った結果、中古で旧型のシエンタを購入しました。





自分なりの備忘録に、旧型シエンタを購入するまでの検討を書き出してみました。

新しいフリードがいよいよ今週発売ですね。期待しています。