はれとけ日誌

ぜんごしょの東京暮らし

涙が出る歌

タロー(5)が、たなばたの歌を歌い終わり、「これを歌うと、なみだがでるんだよ」と涙ぐんでいました。

ええっ

それは、感動して泣いてしまうということ?と聞いたら、うなづいていました。意味がわかっているか怪しいが、どうやらそういうことのようです。

なんだか色々と、驚きました。


こおろぎの声がするよ

2日前のことです。夕方、しばらく庭に面した和室に篭っていたタロー。
夕飯の支度をしていた母のところへ立ち寄り、
「今日からこおろぎの声がするよ、あとで聴きに行って」
と言って去って行きました。


子どもが情緒を垣間見せるとき、いつも新鮮です。


脊髄反射で弟を突き飛ばしていそうなタローが、時々みせるこういった面が、人間の不思議さを教えてくれます。


Siriにも同類の驚きを覚える人が多いかも知れないな、とふと考えました。

相手が、知らないと思っていたことを知っているときに、虚をつかれるような、盲点を知らされるようなこと。自らの不明を知らされること。それで、ちょっと見直したり過大評価したりすること(笑)



たぶん、タローの涙は、純粋な音楽的感動ではないかと思います。メロディと歌詞が感情に訴え、身体も反応するのでしょうね。

自分が、感動ってどういうものか、ながらく理解しかねているもので、単純にすごいな、と思ったできごとでした。